背伸びして募金の園児あたたかし 岡崎逹栗 ある日立ち寄った道の駅で幼稚園児が背伸びして募金箱にお金をいれようとしていて微笑ましい気分になった。 朝日新聞氏が俳壇二千二十四年五月二十三日特選 (23 いいね!)
口笛に目白の応へたる峠 岡崎逹栗 中学生の頃峠道を30分かけて通っていました、ある日友人が目白の鳴き声を聴いて歯の隙間から音を出すとそれに目白が応答して鳴いたことを詠んだ 令和6年5月5日京都新聞佳作 (31 いいね!)
洋弓の風切る音や栗の花 岡崎逹栗 脳梗塞の後遺症のリハビリで入所した施設の近くに洋弓の練習場があり車椅子で通りかかった時に矢野飛ぶ音が聞こえたことを詠んだ 2023年7月六日朝日新聞滋賀俳壇特選 (31 いいね!)
出アフリカの裔の裔かも着膨るる 岡崎逹栗 人類の祖先はアフリカから海を渡って世界に散らばって行ったらしい、 我々が冬に着膨れて暮らすのはアフリカ出身だからではないか? 令和六年芝不器男忌俳句大会入選 (13 いいね!)
セロハンの音に包みしチューリップ 岡崎逹栗 句会で先輩からチューリップを貰いその時セロハンに包まれていたのでそれをセロハンの音に包まれてと詠んだ 令和五年7.31京都新聞月曜版佳作入選 (14 いいね!)
去り難し近寄り難し大焚火 岡崎逹栗 新年に八幡神社でのどんど焼きの火に近づくと熱すぎて離れると冷えての繰り返しだったことを思い出して詠んだ 花藻社令和四年10月号誌上句会41点でトップ (11 いいね!)